なぞとも編集チーム・Kのリアルゲーム体験記
これを読めば初めての学級裁判も安心!? 「リアル学級裁判 RETURNS!」体験レポート
■8周年だヨ! 全員絶望!

こんにちは!
皆さん、絶望してますか?
今回はなぞとも編集チームで、ナンジャタウンにて開催中の「ダンガンロンパ∞ in ナンジャタウン~8周年だヨ!全員絶望~」内の対人推理アトラクション「リアル学級裁判 RETURNS!」を体験してきました!
とっても面白かった! ……のですが、事前説明(ここから実際に配られる予習プリントの確認ができます)を読んでも「やってみたいけど難しそう……」と思われる方も多いのではないでしょうか?
そんな「体験まであと一歩!」の方に魅力をお伝えすべく、当レポートでは編集チームを含めた6人で体験した様子を“なるべく初心者の方にもわかりやすく”を意識してお届けしていきます! これを読めば、予習は完璧かも!?
ちなみにナンジャタウンにはなぞともカフェ全店舗で絶賛開催中の「『ダンガンロンパ1・2 Reload』 in なぞともカフェ」のフライヤーもバッチリ置いておりますので、こちらも要チェックです! 開催期間が4月7日(日)までに延長しておりますので、昨年遊べなかった方もぜひ! ご来店お待ちしております!
■まずは好きなキャラクターを選んで、証言台に着席!
体験前に、配られた予習プリントでざっくりと内容を確認しながら順番を待ちましょう!
被害者? 陣営? スキル? 発言力? と読めば読むほど混乱すると思うのですが、あとから説明があるので大丈夫です。ここで尻込みして帰ってしまうと勿体ないので「何はともあれ参加するぞ!」という鋼の意志を持つことが大事。そうしているうちに自分たちの順番が回ってきます。「読んでも全然わからなかった」「大丈夫かな……」となっていたとしても、スタッフさんによってブースに案内されます。いざ、学級裁判の舞台へ。
リアル学級裁判を始める前に、初めに全員でキャラクターを選びます。
キャラクターになりきる必要はないので、基本的に好きなキャラを選んでOK! ……ですが、キャラによって使える「スキル」が違うので、参加人数とスキルを見比べておくのは大事かもしれません。筆者は何も考えず、好きなキャラクター! という気持ちだけで選びましたが、後々重大な過ちに気付き後悔することになります……。
さて、無事にキャラクターを選んだら、ゲームさながらの証言台に着席。選んだキャラクターのスキルカードをセットします。筆者が選んだキャラクターは、彼です。
彼のスキルは「夜時間」にだけ発動する「自分が『共犯者』の時、探偵に調査されると『犯人である』と出る」というもの。トリッキーな彼にふさわしい、場をかき乱すスキルを持っています。
参加者が選んだその他のキャラクターは、入間、茶柱、春川、夢野、キーボ。(女子多めでした)
全員が着席したところで、スタッフさんが「私はあなたたちのクラスの担任です」と説明をしてくれます。
先生「突然ですが皆さん、何故ここにいるのか分かる方はいますか?」
筆者「わかりませーん!」
先生「ですよね!」
こんなやりとりの後、画面には学園長であるモノクマが現れ、現状説明が行われます。
今回のストーリーは以下の通り。
【アトラクションストーリー】
あなたが目を覚ますとそこは、どこかで見た記憶のある、裁判場だった。
あなたの他にも、制服を着た高校生くらいの男女が何人かいる。
「思い出せない……私、ここで何してたんだっけ?」
一人が、困惑した声でつぶやく。
あなたも、他のみんなも、記憶を失ってしまったらしい。
「えー、学級裁判直前ですが、オマエラにお知らせがあります。オマエラの記憶を、ついうっかり消してしまいましたー! ごめん、ごめん」
あなたには見覚えがある、このクマは”モノクマ”だ。そして、”学級裁判”ということは……
「うぷぷ……死体が発見されて、オマエラの中に殺した犯人がいるんだよ。ちょっと待ってね、今思い出させてあげるから……”思い出しライト”~!」
突然、辺りが眩しく光り、あなたの脳に記憶が流れこんでくる……
そして、あなたは全て思い出した。
あの殺人事件で、あなたが何をしたのかを。
■ ■ ■ ■ ■ ■
モノクマの「ついうっかり」で記憶を消された上、急に学級裁判に参加することになったなぞとも編集チーム一同。
先生「まずは手元にある生徒手帳を開いて自分が何者であるか確認しましょう」
その言葉を受けて、証言台に置いてあった黒い「生徒手帳」を周りの人にバレないようこっそりと開きます。そこには自分の「役職」が書かれています。
以下、今回の内訳です。
【シロ陣営】
・希望×2
・マジシャン×1
・探偵×1
・ソウルメイト×2
【クロ陣営】
・犯人
・犯人(黒幕)
【絶望陣営】
・絶望
参加者(=容疑者)は6人なので、上記9つの役職の中からランダムで振り分けられます。余った3つの役職は死んでしまった「被害者」が持っている、ということになります。(参加者が7~8人になると『共犯者』が追加されますが今回は無しです)筆者が開いた「生徒手帳」にはこのように書かれておりました!
『あなたの役職は「探偵」です』
王馬くんで探偵! と、面白そうな組み合わせにテンションがあがって笑いそうになりますが、ここはぐっと我慢。
先生「ここからはルール説明をしていきますが、皆さんポーカーフェイスでお願いしますね」
そう。
誰がクロか分からないこの場所では、ポーカーフェイスがとても大事なのです!
「マズい!」という顔をしてしまったら「あの人は犯人なのかな?」と思われたり、ホッとした表情をしていたら「希望なのかな?」など、表情ひとつで推理の判断材料になってしまいます。ポーカーフェイスで先生の話を聞きましょう。勝負はすでに始まっているのです!
■ブリーフィング動画を見ながらルール説明!
予習プリントをなぞるように、動画つきで先生からルール説明が入ります。
自分の役職の話を聞き逃さないように、ただしひとつの役職だけ真剣に聞いているとバレる! というこの時間。筆者の役職『探偵』はシロ陣営なので、勝利条件は下記の3つ。
【シロ陣営の勝利条件】
・『犯人』の投獄
・『絶望』が投獄されない
(・犯人がいない場合は全員が投票用紙に「×」を書いて提出)
更に、『探偵』は『夜時間に、任意のキャラ1人を「犯人かどうか」調査できる』という特殊能力を使うことができます。これは説明が終わった後に生徒手帳の「誰を調査したいか?」という部分に好きな名前を書くことで、知ることができます。ここでもし筆者が「超高校級の探偵」である最原くんを選んでいた場合は「自分が『探偵』の時、調査先の役職までわかる」というスキルが発動し、細かな情報まで手に入っていたのですが……と残念がったところでひとつの過ちに気が付きます。
筆者が選んだ王馬くんは「夜時間」にだけ発動する「自分が『共犯者』の時、探偵に調査されると『犯人である』と出る」というスキルを持っていますが、今回は参加人数の関係で、そもそも『共犯者』がいないのです。
つまり、絶対にスキルを発動できないキャラクターを選んでしまった!
ええ……全然気が付かなかった……王馬くんが好きだから……スキルまで気にしてなかった……と、ひとり頭を抱えることになりますが、後の祭りです。このまま頑張ります。
モノクマに急かされて夜時間に突入すると、全員が生徒手帳を開いて行動を開始!
筆者が調査したのは夢野ちゃん。直感で選びました。生徒手帳の「調査したい人」欄に「夢野秘密子」と書き込み、先生に手渡します。全員が提出を終えると、各々の生徒手帳に返信をくれるため、その間は雑談タイム。まだ議論はNGとのことだったので、どう過ごすのが良いか聞けば「自分のスキルはこういうものですよ~」といった風に自己紹介タイムになることが多いそうです。
わいわい話をしていると、先生から生徒手帳の返却が。開くと、そこには「犯人ではない」の文字。
つまり筆者にだけは、夢野ちゃんが「犯人ではない」=シロ陣営or絶望陣営のどちらかであることが分かりました。
さあ、この情報を踏まえて、いよいよ議論が始まります!
■リアル学級裁判がついに開廷! 議論時間はノンストップな8分間!
前置きがかなり長くなりましたが、ここからついに議論スタートです!
探偵を含むシロ陣営は嘘をつく必要が基本的にはないので、緊張して黙り込んでしまうよりも、どんな些細な事でも声に出して発言していきましょう! 犯人を見つけることが目的なので、もちろん本当のことを喋って大丈夫です。
それでは、気になる議論の様子を少しお届けします!
※以下、参加者をキャラクターの名前で表記します。
全員「よろしくお願いしまーす!」
茶柱「まずどうしますー? 役職もってる人とか……」
王馬「あっ、私探偵でした! 他に探偵ですって人います?」※「自称:探偵」パネルを立てます
(誰も名乗り出ない)
王馬「じゃあ言っちゃいますね。夢野ちゃんを調査して、『犯人ではない』と出ました」
全員「おお~」
王馬「なので、私から見て、夢野ちゃんはシロか絶望ということになるので、投票する必要はないかなと思います」※絶望は調査しても『犯人ではない』と結果が出る上に、投獄されたら一人勝ち
夢野「あ、私ただの希望です」※「自称:希望」パネルを立てます
入間「はい! 私マジシャンでした!」※「自称:マジシャン」パネルを立てます
全員「おっ」
入間「入間さんのスキルが『右隣のキャラが役職交換されたかを知ることができる』だったので、とりあえず右隣の王馬くんと交換してみました。本当に探偵だったので、今言っていたことは信用できます」
王馬「ほかに自称マジシャンはいないですか? いなければ今のところ、私、入間ちゃん、夢野ちゃんはシロ寄りだなって感じですね。まあマジシャンもう死んでて入間ちゃんが黒幕で乗っ取ってるかもしれないですけど……あと、ソウルメイトの人います?」※黒幕は被害者の役職を知ることが出来るので、自分以外の役職を乗っ取ってカミングアウトする場合もあります
春川「はい、私ソウルメイトです」
茶柱「相方は?」
春川「相方はですね……残念ながらすでに死んでいました……」
入間「あ~……」
(中略)
茶柱「キーボくん絶望っぽいんですよね~」
キーボ「いや~みんなよく喋るなあと思って」
茶柱「だってニヤニヤしてますもん! っていうか、いまのところ怪しいのが私かキーボくんってことですか?」
王馬「そう言って投獄されたい絶望かもしれないですよね」
春川「これで探偵とマジシャンがどっちも犯人だったらどうしようもないですよね、手のひらの上で転がされてるって感じで」
王馬&入間「あははは」
先生「残り時間3分です」
全員「やばい!」
(中略)
先生「残り時間1分です」
キーボ「実は私マジシャンなんですよ。茶柱さんと交換しました」
茶柱「えっ?」
王馬「急に」
茶柱「いやいやいや嘘でしょ~!」
夢野「絶対違いますよね~」
茶柱「っていうか本当にこれ私駄目じゃない? 私が怪しくない?」
先生「終了~!」
全員「あ~~~!」
こんな感じで和気あいあいとした(?)学級裁判の議論時間が終了しました! 8分、あっという間です!
会話の流れとしては、
①特殊能力を使える役職を与えられた人がカミングアウト
②結果公表
③その結果を踏まえて議論を展開していく
という感じでした!
今回は場を引っ掻き回す『共犯者』(犯人の味方)がいないため、探偵がふたりいたり、マジシャンがふたりいたり……という展開がなかったので、比較的スムーズに進んだ印象です。なんとなく議論の雰囲気が伝わったでしょうか?
■犯人は誰だ?! ドッキドキの投票タイム!
議論時間が終了すると、もう犯人は誰か? といった話し合いはできません。
生徒手帳に挟まれた「投票券」に犯人だと思う人物の名前を記入します。
投獄される人物は「発言力」の総数で決まるので、簡単に説明いたします!
「発言力」はひとり「10」所持しており、そのまま誰かひとりに「10」を投票するのですが、個人スキルの条件によってはその数が変動するキャラクターが存在し、うま~く投票結果を左右するのです!(※ちなみに、自分に投票することはできません)
例えば、今回参加している茶柱転子ちゃんは「男性キャラに投票する場合、発言力が『5』増える」というスキル。春川魔姫ちゃんは「犯人に投票すると、自動的に発言力が『5』増える」というスキルを持っており、同じ1票でも違う「発言力」で戦うことができます。
誰か2人が同票になった場合でも、投票した人物の中に『5』増えるスキルのキャラクターがいたとすると『25』対『20』といった結果になることがある! ということですね。
逆に自分が犯人の時に有効なスキルとして、天海蘭太郎くんの「発言力を『10』か『自分に‐10』から選べる」、獄原ゴン太くんの「発言力を『10』か『‐10』から選べる」といった、自分へ集まった「発言力」のマイナスができるキャラクターもいますので、自分のキャラクターとスキルがうまく合致したときは、積極的にスキルを使っていきましょう!
筆者が投票したのは、議論で一番情報が少なく、犯人に近いと感じた茶柱ちゃんです。
祈るように「茶柱転子」と記入し、先生に生徒手帳を提出します。
全員の生徒手帳が回収され、集計タイム。先生に「もう議論の結果は変わらないから、続きを話しても大丈夫ですよ~」と促され、議論を振り返りながら結果を待ちます。結構ドキドキ……果たして、無事犯人を見つけることは出来たのでしょうか……。
■結果発表! そして、「昆虫でなごもう会」へ……。
集計が終了!
先生「今回投獄されるのは、ひとりです!」
どきどきどきどきどきどき………………………………
【シロ陣営】の勝ち~~~~~~!!!!!!!!!
やったー! 勝ちました!!!!!
投獄されたのは茶柱転子ちゃんでした。
ここで先生を交えて役職公開タイムとなります。
先生「えー、茶柱さんは犯人、しかも黒幕でした~」
茶柱「仲間が死んでて絶対無理だと思った~!」
王馬「あたってたー!」
先生「他は夢野さん、キーボくん、春川さん、入間さんに1票ずつ入ってますね~。春川さんが茶柱さんに投票していて見事犯人を的中させていたため、発言力が『+5』されています。茶柱さんには2人で『25』入ってました」
春川ちゃんのナイスアシスト!
筆者も見事推理を的中させておりましたが、今回の実際の役職は以下の通りでした。
王馬(筆者)……探偵
入間……マジシャン
春川……ソウルメイト
夢野……希望
茶柱……犯人(黒幕)
キーボ……絶望
被害者……希望、ソウルメイト、犯人
役職を見て発言を振り返ると、シロ陣営は全員本当のことを議論で話していましたね。
しかし、絶望であるキーボくんは前半ほとんど無言を貫いた上、後半にいきなり「実は私マジシャンなんです」とデタラメ(!)な発言したため「怪しい」と思われた……かと思いきや、それが逆に「投獄してほしい」ように見えたのか、票は集中しませんでした。入間ちゃんと同じタイミングでマジシャンと自称していたら、もしかしたら結果は変わっていたかもしれません。
最後はモノクマの話を含めたエピローグを見て、この学級裁判の真相がわかります。
負けてしまったクロ陣営と絶望陣営はお待ちかね(?)の「昆虫でなごもう会」の会場へ………。
勝った我々は高みの見物です!
実際に体験してなごんでいただきたいので、レポートはいたしませんが、
「えっ、なになに」
「何されるの」
「うわー、そういうことか」
「きゃーっ!(女性)」
「ぎゃーっ!!(成人男性)」
と大変なごやかな雰囲気の「昆虫となごもう会」を見学できました。めでたしめでたし。
■リアル学級裁判、閉廷!
以上で、リアル学級裁判は終了です!
かかった時間は40分くらいでしたが、進行状況によって30~50分ほどとなるそうです。
ちなみに、勝敗によって「勝利ステッカー」と「敗北ステッカー」のどちらかがもらえます。
長いレポートとなりましたが、いかがでしたでしょうか?
なんとなく「自分も出来るかもしれない」と思っていただけましたか?
筆者も、プレイ前は予習プリントとにらめっこして「全然わからない……難しそう……」と思っていたのですが、体験の他にプライベートでも2度遊びました!(しっかりハマりました)
自分が王馬くんで友人の最原くんと一緒にソウルメイトになったり、アンジーちゃんで遊んだら黒幕だったので探偵だと嘘ついて全員騙したりと、キャラクターと役職によって頭をフル回転させることが出来て楽しかったです。まさに習うより慣れろ、悩むより慣れろ! でした。
まずは気軽に、ナンジャタウンに足を運んでみてはいかがでしょうか?
さあ、皆さんもレッツ、リアル学級裁判!
■ ■ ■ ■ ■
【イベント概要】
『ダンガンロンパ∞ in ナンジャタウン~8周年だヨ!全員絶望~』
イベント名:対人推理ATTRACTION「リアル学級裁判 RETURNS!」
開催期間:2018年11月30日(金)~2019年1月27日(日)
営業時間:13:00-20:00(平日)10:00-20:00(土日祝および指定日)
最終受付時間:19:00 ※混雑状況により変更になる場合があります。
料金:1ゲーム700円
場所:ナンジャタウン内「レッド・サロン」
対戦人数:3~8人
所用時間:30~50分程度
公式ホームページ

名前:なぞとも編集チーム・K
「趣味:謎解き」がプロフィールに増えてから早6年。クリア回数が参加回数に見合ってない。戸籍と国籍を抹消されたスパイ達を追いかけながら、ライター体験レポートを復活させるべく立ち上がった新人編集者。編集2年目に突入。