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ライター体験レポート

なぞともカフェスタッフ・Sのリアルゲーム体験記

「渋谷迷宮殺人事件」編

特に封鎖されているわけでもない渋谷で

十月某日、渋谷のセンター街を通りかかると、発売間近であった大人気ゲームの勇壮なテーマ曲が流れていた。
なぜか「今すぐに、モンスターをハントしなくては!」という焦燥にかられたがわたしが今すべきなのは肉を焼くことでも狩りに出ることでもなく、目の前の謎を解くことである。
渋谷迷宮殺人事件。SCRAPが渋谷を舞台に、スマートフォンを駆使してとある殺人事件の真相に迫る、ナゾトキ街歩きゲームをリリースした。 殺されたのはプレイヤーの友人。そして事件から一週間後、その友人からハガキが届く。死者からの手紙だ。 わたし、なぞともカフェスタッフSと、T店長改めなぞともプロデューサーT(自称)は手掛かりとなるハガキを握りしめ、渋谷駅に降り立った。

ダイイング・メッセージがあなたの家に!

渋谷迷宮殺人事件は事前登録が必須。ゲーム自体はいつでもプレイ可能だがハガキが来ないと始まらないので、余裕を持って購入・登録を済ませておこう。ハガキはなんと実際に家へと届くぞ!ただし
おれを殺したやつを見つけだしてくれ。君だけが頼りだ。
と思いっきり書いてあるので、ご家族に不審がられないように気をつけよう。 不肖わたしも家人からどんなバイトしてるの?と聞かれて 「お客さんに手錠かけて閉じ込めたり・・・あと、暗号つくったりしてるよ!」 と答えたところ、2週間ほど腫れ物に触るように扱われた経験がある。難儀な趣味である。 さて、さっそく登録したメールアドレスに届いたURLへとアクセスし、ゲームをスタートさせたわたしたち。 想定クリアタイムは2時間です、と言われていたので、「ま、1時間くらいで終わるっしょ☆」と高を括っていたがそんな余裕は開始5分で早々に打ち砕かれた。

チームFUSIANA爆誕

ない。 どこにもない! ハガキに描かれた橋に行けばいいのはわかる。 でもその橋が見つからない。 結局、グー〇ル先生の力を借りて指定の場所にたどり着けたのは、スタートから30分経過した頃だった。 チェックポイントに到達したら、サイト上で位置情報を読み込む。正解なら話が進む。 橋の上でGPSボタンをタップすると、画面上に刑事の三枝が現れた。 彼女はわたしたちが追う事件の担当なのだが、わたしのことをかなり怪しんでいるようだ。そりゃそうだ。身の潔白を示すため、出題される謎を解かなければいけない。 当初立てていた1時間でゲームを終わらせ、優雅に4限の授業へ出席しようというわたしの目論見は、橋の上での探索を始めて15分経過した頃に陰りを見せ始めた。 ここまででわかった情報は3つ。

1、橋の上でうろうろしていると通行人に不審がられる
2、橋の上でうろうろしていると「橋、好きなんですか?」と見ず知らずの橋マニア男性に声をかけられる。
  狼狽えて「えっあっす、すきです!」と答えるも橋トークに全くついていけず、男性は落胆の面持ちで離れていく
3、わたしたちの目は節穴

4限の出席を完全に諦めて数分、ようやく答えがわかった。これは慣れた人なら5分足らずで気付くだろう。 チームなぞとも改めチーム節穴誕生の瞬間である。 すでに開始から60分が経とうとしていた。次のポイントへ赴く道すがらすしざんまいでおいしい海鮮丼を食べ、心地よい秋風に吹かれながら己の探索力のなさを嘆いた。

最後の選TAXI

そのあとも渋谷の街をすみずみまでめぐり、その都度目を皿のようにしてチェックポイントを探し、そのたびに重要な手がかりを見落とした。 それでもなんとかストーリーを進めていくと、殺されてしまった被害者の人間性が浮き彫りになってくる。そして不思議に思う。わたしはこの人とどこでどうやって友達になったんだろう?接点なんてまるでなさそうなのに・・・。
途中おやつタイムを挟みながら謎を解き進める。謎自体はほどよくライトなので、詰まってしまって打つ手なしという状況にはならなそうだ。渋谷で遊ぶついでに挑戦してみるのもいいかもしれない。 クライマックスに差し掛かる頃には日は傾きかけ、昼下がりに胃へ収めた海鮮丼はあとかたもなく消化されてしまった。
この渋谷迷宮殺人事件、頭を使うのはもちろんのこと、かなりHPを消費する。やはり捜査は足でするもの!現場百遍も辞さない構えで挑むことが大切だ。わたしは何故かヒールで臨んでしまい、このかかとに付いてる邪魔な棒を今すぐ折って放り投げたい衝動にかられながらアスファルトにごりごり打ちつけていた。あれほどタクシーが魅力的に思えた日もそうそうない 強張ったふくらはぎに明日の筋肉痛を予感しつつ、最後のチェックポイントを通過。 寄り道もしていたが開始から3時間ほど経っていた。
初めは純粋にゲームをプレイする感覚だったのが、自分の足を使い、頭の中で常に事件や殺された友人について考えるうちになんだか他人事ではなくなってきた。 凝縮された濃厚な体験ができるから1時間きっかりで終わる公演も大好きだが、時間制限なしのナゾトキ街歩きゲームでは、物語がわたしの日常にゆっくりと染み込んでくる気がした。 チョコレートで例えるなら前者がカカ〇99%で後者が〇みチョコってかんじだ。どっちもおいしい。 そんな〇みチョコテイストな謎解きが、いまの期間3つも並行して楽しめる。

1、今回ご紹介した「渋谷迷宮殺人事件」

2、同じく渋谷を舞台に、囚われたパズルガールズの新メンバーを助け出す「渋谷アイドル監禁事件」
(12/14まで!) 
3、東京メトロを乗り継ぎ謎を解く「地下謎への招待状」 (12/25まで!)

どれもこれも見逃せない体験型ゲームになっている。いつでもできる!と思ってうかうかしているとイベント期間が終わってしまうのは世の常人の常、思い立ったが吉日マインドで今すぐサイトをチェックしよう!

公式サイト
http://shibuyameikyu.com/ 

ライタープロフィール

名前:なぞともカフェスタッフ・S

ゲーム大好き❤現役女子大学院生
目を閉じている時の方が可愛いと言う店長の言葉を真に受け、半眼が板についてきた。最近持っていると謎が解けるという伝説の髭を手に入れた。